猫に髭

イエローアイズ 六弦 モノクロハチワレ うたた寝 陽だまり毛だまり 噛み跡 ご飯の時間 爪切り 寒い夜 段ボール

プレーヤーの中身

自分だけのものではないと認識したこの場所を薄っすらとした義務感で片付けていた。ここしばらく関心がなかったあれやこれやが出て来る度に、消炭当然だった自分の中に感動が駆け巡る。それらは、すべてがすべて好ましいものではなかった…

ならば、君の未来は

足元にあるのはいつも道徳的感情論やさしさ かしこさ ただしさ すなおさ こころのつよさ学び舎で教え込まれ それらを謳う疑うことはなく それが喜びだと強く刻む 教室で誰かが無視されても事実さえもわからない噂が蔓延ってもある…

たわいのない感謝

周回遅れで気づいた君の存在大きいということ遅刻もするし 寝坊もするし だらしが無いってよく叱られた君と一緒に過ごしてからは約束の時間にギリギリ間でも合うし二度寝はしないしそこそこ小綺麗になったねって言われるようになった少…

この世で一番静謐な庭

ほっぽり出したガラクタがガタガタ鳴り出し六畳間でひとり 寝られない夜飲み慣れない酒をあらゆる清涼飲料水で割り現実と夢とのチキンレース薄っぺらな自我で指切り即席の神に捧げる祈りこの夜が明けた先が全ての曖昧さを暴いたゼロイチ…

投石に揺らぐ

何もかもうまくいかない耳を覆うヘッドフォンから彼らが囁くそうだよなと呟いた一言で現実を突きつけられる足元の石を蹴れば意図しない方向に転ぶ自然の摂理には抗えないって分かっている諦めているから受け入れられる力でもどうにもでき…

もしかして、恋

秋雨の降る朝に君と出逢った誰もが眠っている時間に僕だけが眠れずに徘徊して時間を潰している日々けれどいつもはけたたましい世界も静かで愛おしい時間何かがいつもとは違う気がしたんだ

酸欠する夜

風が窓を打ち鳴らす夜早打ちの鼓動に息を切らす四方八方が塞がれた感覚に視界が狭まるばかり寝台灯の橙色に染まりながらベッドの上で反省会全ての苦悩も嫌悪も後悔も自分の気の持ちようだと人は言うけど舵取りすらままならいない荒だった…

さよなら、夏

君が立ち去って雨風が強くなる 気分もめっきり落ち込んで一緒にいたことばかりを思い出す 包み隠さない容赦がない態度も 時に核心を射るような眼差しも それなのに目が醒めるような緑の木々を風に揺らし 決して離れようとしない情熱…